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テオ・ヤンセン展
JUGEMテーマ:アート・デザイン

日比谷のもと三信ビル跡地でできた空き地、日比谷パティオに仮設されたテントで『テオ・ヤンセン展』を観てきました。(音がでるのでクリック注意)まるでナウシカに出てくるオームなどの生物をひたすら海辺で作り続けているオーストラリア人の作家の仲間(作品だけど)達です。
展示のしかたもそれぞれ、これは創世記の生き物で何年生きたとかそんなコメントがつけてあるところに作家の愛情を感じます。

実物は意外に雑というか、プラスチックのパオプを透明なガムテでぐるぐる巻きにして止めたり、ジョイントは結束バンドといった感じのいい意味でのキッチュさがあり、そのあたりが風力が動力っていうような感じのナチュラルさと通じていていいのです。
その方が実際直しが効くから経済的だしね。
素敵な油紙のような色の風化してボロボロの羽根も、実は透明ガムテが劣化して変色して黄土色になっただけ。

なんだか八谷さんの『フェーヴェ』(これもナウシカつながりですが)に通じるものを感じました。
風力で動かす仕組みは、立花ハジメの『ダンス養成ギブス』下向きこちらですね。

解説の方の説明を聞いていて、「油圧式じゃないだけで、立花ハジメのダンス養成ギブスと同じ仕組みじゃない?!」と話していたら、解説の方も受けてました。きっと同じくらいの世代なのでしょう。
解説をしてくれるスタッフの方々の今回の展示にたいする愛情も伝わってくるいい展覧会でした。
土日はデモンストレーションがあり、実際に触って動かせる物もあるので、ぜひ行ってみて下さい。
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