2007.05.25 Friday
5月25日(金)Veselay(ヴェズレー)経由でAuxerre(オクセール)へ
長かったDijon滞在も終わり、8:30にスーツケースをロビーに出してバス停まで徒歩で移動。今日は初日にポーターをしてくれたお兄さんが休みだったので、ホテルの女性が自家用車にスーツケースをてんこ盛りにして二往復してくれた。かなり重かったので大変そうだったけれど、それでも最初はなかなかチップを受け取ってくれなかった。ここは朝の枕チップもとらなかったし、なかなかしっかりしている。(今はもうおかなくてもいい事になってるけど、パリなんかだとしっかりとってくね)
いつも遠足ででかけた大通りを通って、他の方たちの希望でVesleyへ寄ってからAuxerreへ行くことになりました。ここも何もない田舎道を通り抜けたちょっと小高い丘の上にありました。
Veselayも何かのイベントをやっていたようで、入り口の所に横断幕がかかってます。
そこから道成にずんずん登ってゆくと、一番上に有名なSaint-Madleine de Veselay(サン・マドレーヌ・デ・ヴェズレー)があります。
が、まずはゆるゆると坂道を土産物屋でも冷やかしながら行きましょう。こちらは下手の方にある教会。裏手は駐車場になっていて、けっこう観光客が多いみたいですね。
こんな可愛いお店の看板もあって、これも見物の一つみたいです。
ここはどうも蜂蜜屋さんみたいで、入ってみたかったのですがしまっていました。窓際の右手にある瓶入りのものが、「ポーレン」という蜜蜂が集めてきた花粉をドライにしたもので、ヨーグルトに混ぜて食べると良いと書いてあってずっと気になってたから買いたかったなー。日本でも売ってるけどちょっと高いし中国産の物が多いし…
こちらは坂の上の方にあった雰囲気のいいカフェ。一軒家を改造した感じで、時間があれば入ってみたかったけど、フランスでカフェに入るときは本当に余裕がないと出るまでに何時間かかるか分からないので入れなかったのが残念。
こういう蔦の絡まった一軒家ってみるからに涼しげでいい感じですよね。
これはオープン前の中の様子で、ディスプレーしてある小物たちもかわいい。
このカフェの前を通り過ぎたらもう頂上。 Saint-Madleine de Veselay(サン・マドレーヌ・デ・ヴェズレー)です。この右手には葡萄畑があり、裏手には見晴台のある広い公園というか原っぱがあり、日本人の小学生達30人くらいが来て遠足をしていました。(なんか短期交換体験留学みたいな感じで、地元の日本人学校の生徒って感じではなかったな)
上の方はこんな感じですね。なんども修復されているようで、今も裏手はシートがかかっていて修復中でした。
ロマネスクの寺院らしくここも外壁の彫刻は、こういうヌメっとしたフォルムの彫刻であふれてました。(左)
(中央)これがちょうど入り口の扉の上にある半円形の彫刻のの中央部分ですね。
(右)こちらが右。ここは雨もそんなにかからないようなので、あまり痛んだ感じはないですね。
でも個人的にはこういう柱の足下の雨で腐食されて朽ちかかった蛙?みたいなゴブリンみたいなのにも惹かれます。
これがさっきの正門を開けた中にあるもう一つの扉の所で、ここが一番有名みたいです。ちょっと変わっていて、扉が二重扉みたいになっていて、外の扉を入った中の部分がかなり広い待合所みたいなsぺーすになっていて、1000人くらいは詰めれば軽く入れそうです。クアトロくらいはありそうです。
下のレンガ色の部分が扉でそれを明けると中は広い教会となっています。
教会の裏手のパノラマ展望台から眺めるとこんな感じでな〜んにもないですね。日差しは強かったけれど、木陰で風をうけながら林檎と朝の蜂蜜パンと水でランチ。ゆとりがあるっていうのはこういう事なんだな。
そこから少し歩くと裏手の旧正門へ出て、そこからぐるっと回ると一周ですね。ごごはちょっとまじめにスケッチして、お土産にフルーツの形のロウソクを父が買うのに付き合ったり。
そしてバスに1時間ほど揺られてAuxerre(オクセール:日本ではオーセルという表記が多いのですが、地元の人達はみな「オクセール」と発音していたので地元ティーに経緯を表してそう表記します)へ到着。
街にはいる大きな河にかかるこの橋から眺めるオクセールの景色がこの街の美しさと魅力を表しているといっても過言ではないでしょう。
それにしてもパリに近づくにつれどんよりとした空になり、街に入る頃には小雨が降り出しました。
いったん荷物を部屋においてから街の散策へ。ホテルから街の中心部へは徒歩で15分ほどだろうか?地図を片手に有名な時計のモニュメントを目指して歩く。その途中でいったんYonne(ヨンヌ河)沿いまで出て、川沿いの通りを歩き、そこから古い木組みの建物を残してある通りを通りながらSt-Etienne(サン・テチエンヌ教会)の地下のクリプトの中のテンペラ画Christ a cheval(馬上のキリスト)が有名で観たかったのだけれど、この日は時間が遅くてみられず、教会に一瞬閉じこめられてしまった。
あたふたしていたら中で翌日の結婚式の準備(また週末なので結婚式ラッシュなのね)をしていた人達にだしてもらえたけど。
そしてそこから中心部へ。
手前のやたらとカラフルでとっと安っぽい(失礼)な彫刻は、Bretonne(ブルトンヌ)の彫像で、こんな彫像が街角にぽつんぽつんとある。
この時計塔自体はXV世紀に建てられたらしいです。
そのちょっと先の郵便局などがあるPlace Ch.Lepere(エペール広場)のあたりがオクセールの中心部になります。そこにこのCadet Roussel(カデット・ルーセル像)があります。なんかそういうタイトルのシャンソンがあってそれをモチーフに作ったらしい。
で、この人物がこの街のシンボルとして使われていて、街の至る所に三角の→案内板が埋め込んであったり、観光パンフレットにも使われてます。
足下には犬が…
なかなか不思議な感じがします。
手前の橋を渡って川向こうから街を眺めてPont Poul-Bert(ポール-ベール橋)を渡って川沿いにホテルに戻ろうと、のんびりお散歩を決め込んでいたら雨が…
なんか半端じゃない振り方で、川沿いの木の下を雨宿りをしながら歩いても歩いてもホテルは反対側なのでたどり着けず…
出るときに傘を持ってでようと思ったのに、父の「大丈夫だろ」の一言を信じたが為に私はひとりずぶ濡れに。
父はヤッケを着ていたので、頭も身体も濡れても平気だけど、私は薄着だったから寒いしマジでだらだらと雨水が垂れてきたのでだんだん無言で不機嫌になる。
もう早足でひたすら歩く。
20分以上あるいてやっとホテルに到着。先に風呂場に入ってしまった。
人の言うことは信用しちゃいけませんね。
夕食
ここもホテルから徒歩5分くらいの所で、通された部屋は地下。
天上に大きな扇風機があるものの、蒸し暑く椅子もソファーみたいなのがあったりして、なんかスナックみたいな感じだったけど、料理は美味しい。
これは鴨の薫製とフォアグラのサラダ。
美味しい〜
パリに近づくにつれ料理のレベルが上がってる感じ。
付け合わせの野菜も種類が多くて、ここにきてサラダ食べた〜っていう満足感がある。
見た目の彩りもすてきでしょ?
メインはサーモンの焼いたので、こちらは写真を取り忘れましたが、量も適度で美味しいです。
そしてデザートは苺のムースケーキで、ちょっと甘かったけどムースがふわふわで美味しい。
出来ればコーヒーが欲しい所だったけれど、コーヒーは無しだったのが残念。
ついでに水が小瓶しかないので、いつもより少な目に注文する事になり(大瓶よりも割高だから)残念でした。
本日の歩行数15,443歩
大雨の中、川沿いを延々と歩いたからですね。
今日は色んな意味で疲れました。長旅は時に人を不機嫌にさせます。
でも楽しい事の方が多いんだけどね。
お疲れさまでした→私
|2007ヴェニス〜フランス旅行 | comments(5) | -