2006.02.21 Tuesday
今日のヨガご飯:「入りきん」のMixシチュー
マガジンハウスの裏手の方に、「かつ銀」という牡蠣フライの美味しいお店があると教えてもらっていたので、銀座1丁目方面からそちらを目指して歩いていく。
歌舞伎座の裏あたりを目指していたんだけれど、裏通りはランドマークも見あたらず迷ってしまう。
まぁ歩いていればどこかにでるかな?と思ってあるいていてふと見ると、「カレーランチ ¥2,000」「シチューランチ;牛・タン・テール ¥3,000」「ステーキランチ ¥4,000」のお品書きが目に入る。
お!ここはもしかして憧れの「入りきん」ですか?
数秒迷って、「ま、帰りの電車賃だけ残ればいいか」と思い切って地下への階段を降りる。黒くて大きな扉が一つあるけれど、[OPEN]なんて文字もなく、恐る恐る重たい扉を押して中へはいると、山小屋風というか白壁に黒くて太い柱がめだつ素朴な内装。13:00過ぎていたので、老婦人が一人だけ。
店内はそう広くもなく、個室がひとつ仕切ってあるだけで、4人がけのテーブルがふたつに2人がけがふたつある。使い込まれたバタフライテーブルは、適度に傷がついていて肘をつくとかるく軋む。椅子もすこし小振りの使い込まれたもののようだ。古いスピーカーからカーペンターズが流れてくる。最初の緊張感はすっかりとけて、懐かしい所へ戻ってきたような、自然と微笑みが浮かんでくるような暖かさがある。
「タンとテールのMixシチューセット」にしたんだけれど、セットだとサラダ・お新香・デザート・コーヒーが付いてくる。このサラダが美味しい。ふつうランチのサラダなんて、切った野菜にドレッシングをかけただけって感じなんだけれど、ここのはちゃんと注文が来てから切った野菜にドレッシングを少量混ぜて(たぶん手で)持ってくるので、何もかかっていないようでちゃんと味がするし、下に水分がでてべっしょりしているなんて事もなかった。付け合わせのフルーツトマトも甘酸っぱくて美味しい。吟味されているのだ。このサラダだけでも、この店が値段だけのサーブをしてくれるところだという期待がつのる。
そしてメインのシチューを持ってきてくれたときに「ソースはお肉を食べた後で、ご飯にかけてお召し上がりください。とっても美味しいので」といって、どんぶり飯を持ってきてくれるので安心してシチューに混ぜて食べられる。
タンはねっとりととろけるようで、箸で簡単に切れる。テールは脂がのっていてこくがあって美味しい。シチューといってもたっぷりではないので、お肉を一切れづつ残したところにご飯投入。こんな感じ。あ〜もう幸せ。
老婦人はステーキを頼んでいたけれど、その時もやはり「ご飯にのせてステーキ丼のように食べても美味しいですよ」といっていたので、ソースにも肉の味がでているから自信があるのでしょう。
食後のデザートはイチゴ二粒とコーヒー(お代わりも持ってきてくれます)。下手なケーキをだされるより、季節のフルーツの方が、料理が美味しいのでいいのかもと思いました。老婦人はコーヒー以外の物をと頼んで、ほうじ茶を持ってきてもらっていたので、そういう融通は利くみたいです。
時々TVで出てきて何処なんだろうって思っていた憧れのお店だったけれど、味はもちろんの事、お店の雰囲気、居心地、サービス、どれをとっても満足のいく大人の隠れ家的なお店でした。お会計を済ませて外へでると、なんと1Fのビルの出口のところまでお見送り。こんなの初めてでした。これが銀座の奥深さなのか。。。
たまには迷子になるのもいいですね。
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入りきんの記事があったので貼っておきます。
厨房に入れてもらったのだそうで、羨ましい限りです。
歌舞伎座の裏あたりを目指していたんだけれど、裏通りはランドマークも見あたらず迷ってしまう。
まぁ歩いていればどこかにでるかな?と思ってあるいていてふと見ると、「カレーランチ ¥2,000」「シチューランチ;牛・タン・テール ¥3,000」「ステーキランチ ¥4,000」のお品書きが目に入る。
お!ここはもしかして憧れの「入りきん」ですか?
数秒迷って、「ま、帰りの電車賃だけ残ればいいか」と思い切って地下への階段を降りる。黒くて大きな扉が一つあるけれど、[OPEN]なんて文字もなく、恐る恐る重たい扉を押して中へはいると、山小屋風というか白壁に黒くて太い柱がめだつ素朴な内装。13:00過ぎていたので、老婦人が一人だけ。
店内はそう広くもなく、個室がひとつ仕切ってあるだけで、4人がけのテーブルがふたつに2人がけがふたつある。使い込まれたバタフライテーブルは、適度に傷がついていて肘をつくとかるく軋む。椅子もすこし小振りの使い込まれたもののようだ。古いスピーカーからカーペンターズが流れてくる。最初の緊張感はすっかりとけて、懐かしい所へ戻ってきたような、自然と微笑みが浮かんでくるような暖かさがある。
「タンとテールのMixシチューセット」にしたんだけれど、セットだとサラダ・お新香・デザート・コーヒーが付いてくる。このサラダが美味しい。ふつうランチのサラダなんて、切った野菜にドレッシングをかけただけって感じなんだけれど、ここのはちゃんと注文が来てから切った野菜にドレッシングを少量混ぜて(たぶん手で)持ってくるので、何もかかっていないようでちゃんと味がするし、下に水分がでてべっしょりしているなんて事もなかった。付け合わせのフルーツトマトも甘酸っぱくて美味しい。吟味されているのだ。このサラダだけでも、この店が値段だけのサーブをしてくれるところだという期待がつのる。
そしてメインのシチューを持ってきてくれたときに「ソースはお肉を食べた後で、ご飯にかけてお召し上がりください。とっても美味しいので」といって、どんぶり飯を持ってきてくれるので安心してシチューに混ぜて食べられる。
タンはねっとりととろけるようで、箸で簡単に切れる。テールは脂がのっていてこくがあって美味しい。シチューといってもたっぷりではないので、お肉を一切れづつ残したところにご飯投入。こんな感じ。あ〜もう幸せ。
老婦人はステーキを頼んでいたけれど、その時もやはり「ご飯にのせてステーキ丼のように食べても美味しいですよ」といっていたので、ソースにも肉の味がでているから自信があるのでしょう。
食後のデザートはイチゴ二粒とコーヒー(お代わりも持ってきてくれます)。下手なケーキをだされるより、季節のフルーツの方が、料理が美味しいのでいいのかもと思いました。老婦人はコーヒー以外の物をと頼んで、ほうじ茶を持ってきてもらっていたので、そういう融通は利くみたいです。
時々TVで出てきて何処なんだろうって思っていた憧れのお店だったけれど、味はもちろんの事、お店の雰囲気、居心地、サービス、どれをとっても満足のいく大人の隠れ家的なお店でした。お会計を済ませて外へでると、なんと1Fのビルの出口のところまでお見送り。こんなの初めてでした。これが銀座の奥深さなのか。。。
たまには迷子になるのもいいですね。
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入りきんの記事があったので貼っておきます。
厨房に入れてもらったのだそうで、羨ましい限りです。