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『未来の食卓』8月8日から公開です。
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『未来の食卓』8月8日(土)から銀座シネスイッチ、渋谷アップリンクで公開を
試写会で観てきました。

南仏はアルル近県のガールのバルジャックという小さな村で、
2006年新学期(9月)から村長以下13名の村議員により、村議会で決定され、
学校給食にオーガニックを導入し、給食で使う食材は有機栽培で育った食材で、
なるべく地産を使った食材で作り、公立3校、市立1校、一人暮らしの高齢者達へ
毎日200食を届ける事にしました。
それと同時に、子供達は学校で野菜を育て観察しそれを給食で食べる事に。
給食を美味しいといい、生き生きと食べる子供達。
もちろん好き嫌いの激しい子もいます。
「フライドポテトの方が好き」という子もいます。
それでも、がんばって人参のサラダを食べています。

この映画は、約1年におよびこの村でのオーガニック給食導入と、
子供達、親達の反応や村長達と住民達との対話、
そして有機栽培やBIOを取り入れている農家と、悪いと分かっていても
農薬にたよる農法に頼らざるを得ない農家との対話の様子も取材しています。

導入部でのユニセフ会議でのシーンや、癌と農薬との因果関係について、
繰り返し導入される数値情報(フランス人は数字が好き)は、
ややはじめに答えありきで作っている感もしますが、
それでも後半で明らかになる農薬を使う農家や周辺地域での
白血病の発病者の多さや、実際に農薬を使いその結果体調が悪くなったり、
身内が無くなったりと因果関係を自覚している農家の人々の告白は痛ましかった。

蜜蜂が満開の桜の花園を飛び交う中、
まるで宇宙服のような防護服を着て、農薬を取り扱い散布する。
まるでSFです。でも現実。
そりゃ蜜蜂も減るでしょう。
そしてそこまでしても、農薬を取り扱った日から3日間鼻血が止まらなかったり、
一週間排尿が出来なくなったりと、あきらかに副作用がある。

この取り組みはまだ始まったばかりですが、すこしずつ広がりつつあるようです。
原題:NOS ENFANTS NOUS ACCUSERONT:子供達は我々を告発するだろう
これは前後に「もし●●だったら。。。」とつづく文の書き方で、
「もし今なにもしなければ、子供達は我々を告発するだろう」というような文になります。
今からでも少しずつ農薬を減らし、ゼロにしたものを口にする努力を消費者がすれば、
作る側や政府もそういう農業を推奨し、補助し、土壌が改良され、
10年後20年後には状況は逆転しているかもしれません。

農業大国のフランスでさえこの状況なのだから、
日本はもっと危機感をもったほうがいいと思います。
この映画がそのきっかけになればと思います。
もちろん、アルルのさらに田舎の村となれば、本当に村にパン屋が一見、
スーパーが一軒、教会と映画館が中心に一軒という感じだから、
物にあふれた日本と一概に比較は出来ないでしょう。
たぶん日本人の方がさらに懐疑的で、村単位で導入というのも難しいかもしれません。
でも消費者が個人で興味を持ち、そういう物を選ぶようにする事はできます。
私だって、オーガニックな物ばかり選んで生活している訳ではありません。
でも、アル・ゴア大統領の映画を観に行く人があれだけいたのだから、
この映画ももっと色々なところで上映されて観てもらえるといいと思います。
なんなら小学校とかで上映とかしたらどうでしょう?ねぇ?

音楽は「ベティ・ブルー」のガブリエル・ヤールですが、それほど扇情的に
場面を盛り上げすぎないように押さえ気味に作っているようです。

































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