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5月25日(金)Veselay(ヴェズレー)経由でAuxerre(オクセール)へ

長かったDijon滞在も終わり、8:30にスーツケースをロビーに出してバス停まで徒歩で移動。今日は初日にポーターをしてくれたお兄さんが休みだったので、ホテルの女性が自家用車にスーツケースをてんこ盛りにして二往復してくれた。かなり重かったので大変そうだったけれど、それでも最初はなかなかチップを受け取ってくれなかった。ここは朝の枕チップもとらなかったし、なかなかしっかりしている。(今はもうおかなくてもいい事になってるけど、パリなんかだとしっかりとってくね)

いつも遠足ででかけた大通りを通って、他の方たちの希望でVesleyへ寄ってからAuxerreへ行くことになりました。ここも何もない田舎道を通り抜けたちょっと小高い丘の上にありました。
Veselayも何かのイベントをやっていたようで、入り口の所に横断幕がかかってます。
そこから道成にずんずん登ってゆくと、一番上に有名なSaint-Madleine de Veselay(サン・マドレーヌ・デ・ヴェズレー)があります。
が、まずはゆるゆると坂道を土産物屋でも冷やかしながら行きましょう。こちらは下手の方にある教会。裏手は駐車場になっていて、けっこう観光客が多いみたいですね。

こんな可愛いお店の看板もあって、これも見物の一つみたいです。
ここはどうも蜂蜜屋さんみたいで、入ってみたかったのですがしまっていました。窓際の右手にある瓶入りのものが、「ポーレン」という蜜蜂が集めてきた花粉をドライにしたもので、ヨーグルトに混ぜて食べると良いと書いてあってずっと気になってたから買いたかったなー。日本でも売ってるけどちょっと高いし中国産の物が多いし…

こちらは坂の上の方にあった雰囲気のいいカフェ。一軒家を改造した感じで、時間があれば入ってみたかったけど、フランスでカフェに入るときは本当に余裕がないと出るまでに何時間かかるか分からないので入れなかったのが残念。
こういう蔦の絡まった一軒家ってみるからに涼しげでいい感じですよね。

これはオープン前の中の様子で、ディスプレーしてある小物たちもかわいい。
Saint-Madleine de Veselayこのカフェの前を通り過ぎたらもう頂上。 Saint-Madleine de Veselay(サン・マドレーヌ・デ・ヴェズレー)です。この右手には葡萄畑があり、裏手には見晴台のある広い公園というか原っぱがあり、日本人の小学生達30人くらいが来て遠足をしていました。(なんか短期交換体験留学みたいな感じで、地元の日本人学校の生徒って感じではなかったな)


上の方はこんな感じですね。なんども修復されているようで、今も裏手はシートがかかっていて修復中でした。

ロマネスクの寺院らしくここも外壁の彫刻は、こういうヌメっとしたフォルムの彫刻であふれてました。(左)

(中央)これがちょうど入り口の扉の上にある半円形の彫刻のの中央部分ですね。

(右)こちらが右。ここは雨もそんなにかからないようなので、あまり痛んだ感じはないですね。

でも個人的にはこういう柱の足下の雨で腐食されて朽ちかかった蛙?みたいなゴブリンみたいなのにも惹かれます。
これがさっきの正門を開けた中にあるもう一つの扉の所で、ここが一番有名みたいです。ちょっと変わっていて、扉が二重扉みたいになっていて、外の扉を入った中の部分がかなり広い待合所みたいなsぺーすになっていて、1000人くらいは詰めれば軽く入れそうです。クアトロくらいはありそうです。
下のレンガ色の部分が扉でそれを明けると中は広い教会となっています。

教会の裏手のパノラマ展望台から眺めるとこんな感じでな〜んにもないですね。日差しは強かったけれど、木陰で風をうけながら林檎と朝の蜂蜜パンと水でランチ。ゆとりがあるっていうのはこういう事なんだな。

そこから少し歩くと裏手の旧正門へ出て、そこからぐるっと回ると一周ですね。ごごはちょっとまじめにスケッチして、お土産にフルーツの形のロウソクを父が買うのに付き合ったり。

そしてバスに1時間ほど揺られてAuxerre(オクセール:日本ではオーセルという表記が多いのですが、地元の人達はみな「オクセール」と発音していたので地元ティーに経緯を表してそう表記します)へ到着。
街にはいる大きな河にかかるこの橋から眺めるオクセールの景色がこの街の美しさと魅力を表しているといっても過言ではないでしょう。
それにしてもパリに近づくにつれどんよりとした曇り空になり、街に入る頃には雨小雨が降り出しました。

いったん荷物を部屋においてから街の散策へ。ホテルから街の中心部へは徒歩で15分ほどだろうか?地図を片手に有名な時計のモニュメントを目指して歩く。その途中でいったんYonne(ヨンヌ河)沿いまで出て、川沿いの通りを歩き、そこから古い木組みの建物を残してある通りを通りながらSt-Etienne(サン・テチエンヌ教会)の地下のクリプトの中のテンペラ画Christ a cheval(馬上のキリスト)が有名で観たかったのだけれど、この日は時間が遅くてみられず、教会に一瞬閉じこめられてしまった。
あたふたしていたら中で翌日の結婚式の準備(また週末なので結婚式ラッシュなのね)をしていた人達にだしてもらえたけど。
そしてそこから中心部へ。
手前のやたらとカラフルでとっと安っぽい(失礼)な彫刻は、Bretonne(ブルトンヌ)の彫像で、こんな彫像が街角にぽつんぽつんとある。

この時計塔自体はXV世紀に建てられたらしいです。
そのちょっと先の郵便局などがあるPlace Ch.Lepere(エペール広場)のあたりがオクセールの中心部になります。そこにこのCadet Roussel(カデット・ルーセル像)があります。なんかそういうタイトルのシャンソンがあってそれをモチーフに作ったらしい。
で、この人物がこの街のシンボルとして使われていて、街の至る所に三角の→案内板が埋め込んであったり、観光パンフレットにも使われてます。

足下には犬が…

なかなか不思議な感じがします。

手前の橋を渡って川向こうから街を眺めてPont Poul-Bert(ポール-ベール橋)を渡って川沿いにホテルに戻ろうと、のんびりお散歩を決め込んでいたら雨が…雨
雷なんか半端じゃない振り方で、川沿いの木の下を雨宿りをしながら歩いても歩いてもホテルは反対側なのでたどり着けず…
出るときに傘を持ってでようと思ったのに、父の「大丈夫だろ」の一言を信じたが為に私はひとりずぶ濡れに。
父はヤッケを着ていたので、頭も身体も濡れても平気だけど、私は薄着だったから寒いしマジでだらだらと雨水が垂れてきたのでだんだん無言で不機嫌になる。
もう早足でひたすら歩く。
20分以上あるいてやっとホテルに到着。先に風呂場に入ってしまった。
人の言うことは信用しちゃいけませんね。

夕食

ここもホテルから徒歩5分くらいの所で、通された部屋は地下。
天上に大きな扇風機があるものの、蒸し暑く椅子もソファーみたいなのがあったりして、なんかスナックみたいな感じだったけど、料理は美味しい。
これは鴨の薫製とフォアグラのサラダ。
美味しい〜ときめき
パリに近づくにつれ料理のレベルが上がってる感じ。
付け合わせの野菜も種類が多くて、ここにきてサラダ食べた〜っていう満足感がある。
見た目の彩りもすてきでしょ?
メインはサーモンの焼いたので、こちらは写真を取り忘れましたが、量も適度で美味しいです。

そしてデザートは苺のムースケーキで、ちょっと甘かったけどムースがふわふわで美味しい。
出来ればコーヒーが欲しい所だったけれど、コーヒーは無しだったのが残念。
ついでに水が小瓶しかないので、いつもより少な目に注文する事になり(大瓶よりも割高だから)残念でした。

ジョギング本日の歩行数15,443歩冷や汗
大雨の中、川沿いを延々と歩いたからですね。
今日は色んな意味で疲れました。長旅は時に人を不機嫌にさせます。
でも楽しい事の方が多いんだけどね。
お疲れさまでした→私
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5月24日(木)Dijon6日目:Flavigny-sur-ozerain
Flavigny外観
今日訪れた村は、映画『ショコラ』のロケ地にもなったFlavigny-sur-ozerain(フラヴィニー・スール・オズレン でも地元ではフラヴィニーだけの方が分かりやすいみたい)というDijonからバスで1h弱の所。

街までの一本道を走っていたら、前から馬にのった人達がやってきました。フランスの田舎とはいえ、こういう一本道で乗馬する人に出会う事はあまりなかったので、ちょっと感動しました。

ここはアニスを使ったボンボンANIS de l'ABBAYE de FLAVIGNY(フラヴィニー修道院のアニスキャンディー)で有名な村で、この辺りだと各地のお土産物屋さんにもこのプラスティックの楕円形の入れ物に入ったボンボンを売っているのをよく見かけます。
街はご覧の通りとても小さく、歩いてもすぐに回れてしまいます。街の中心に映画にも登場した教会と教会前の広場。そしてジュリエット・ビノシュ扮する主人公がショコラティエを開くお店もそのまま残っていました。実は映画を観ていかなかったので、行ったときには大した感動もなかったのですが、同行者の方々が話していたので、ミーハーにもインフォメーションセンターの人にロケ地を教えて貰ったのです。

ここがショコラティエだった店舗で今は使われていないみたいです。窓ガラスには埃の上に指で落書きがいっぱいしてありましたが、映画の最初のシーンで、娘が自分の名前を書いていたのですね。

ここは教会前のインフォメーションセンターでここも映画に写ってたのかな?

町中はほとんど人気がなく静かで、観光地といってもカフェレストランが村に一軒という感じですが、街並みは石造りで可愛い感じです。

壁の彫刻は何を考えているのかな?

ここもロケに使われていたかも?(美容院だったかな?)

映画では冬に始まり町中の描写はほとんどなかったのですが、実際の街はこのように家に綺麗にバラをはべらせてあったり、野草の花が咲いていたり、蔦が絡まっていたりしてステキでした。

そしてこちらが入り口から反対側の門で、映画の設定ではこの外は川になっていたのですが、実際のフィラヴィニーは四方を畑に囲まれた村で川は別撮りで合成したのよとインフォメーションセンターの女性が話してくれました。
帰ってから映画を観てみましたが、あれはやはり映像のマジックですね。OPの空撮はいかにも模型と風景を合成した感じでしたが、何もないステキな街でした。

夕食
今日で最後の食事と思うと、この夕食もいい思い出です。
レストランのある市場にいくと、手前の路肩の車止めにアルフレッドがちょこんと座ってました。
どうしたの?と尋ねると、会社から電話があってパリまで運転していくつもりだったけれど、パリでトラブルがあって戻ってこいと言われたので、自分では納得がいかないけれど次のAuxerre(オクセール)の途中で別の運転手に交代しなければならないとかなり気落ちした様子。
それでパトロンと喧嘩したので、週末か週明けにはパトロンから正式に連絡が来るはずだけどそれまではどうなるのか分からないと。
その事は今他のメンバーにも伝えた方がいいか?と尋ねると、どちらでもいいというので、まだはっきりと答えが出ていないのなら私からタイミングをはかって話そうという事に。
ここまで一緒に旅をしてきて、せっかく仲良くなった仲間なのにこんな形で別れるのは残念。他のメンバーの人達も結構馴染んできていたのにな。
でも保留という事で、本人が一番不安なんだろうな。


それはともかく、最後の前菜はサラダあの上に輪切りにした焼いたソーセージとチーズを暖めて中がトロ〜ンと溶けた状態のものがソース代わりにのったサラダ。とっとボリュームがあったけど、これは美味しかった。お昼ならこれにパンで充分って感じです。
メインは「鴨のマグレソース」
デザートは「マンゴーシャーベット」
明日の移動に備えてこれからまたパッキングです。
一週間近く一緒にいると、荷物もあちこちに置いてあるので詰めるのが大変。
アルフレッドには明日の朝、皆のスーツケースをバス乗り場まで運んで貰う手はずをホテルの人に頼んで貰う。初日に運んでくれた男性が休みらしいので、別の人が運んでくれるらしい。


ジョギング本日の歩行数8,336歩女
今日はあまり歩き回るところが無かったのと、午後は車で街を離れて遠くから村をみてスケッチしたから、こんなものですね。
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5月23日(水)Dijon5日目:Chateauneuf
街の外Chateauneuf-en-Auxoisもこのような畑の真ん中の小高い丘の上にある小さな村である。(ちなみに同名の「Chateauneuf du pape」というワインで有名なところがAvignonの方にあるが、そことは別のところです)人口は87人。昼間に訪れたとはいえ、子供は見かけなかった。
観光地とはいえ大型バスが止まれる駐車場があるわけではないので、早いもの順にメインのお城の前のスペースに止めてるようなので、私達のバスは私達を降ろした後で、離れた場所まで車を止めに行ったらしい。
EUの統合で労働規制が変わったらしく、運転手は連続して一週間だか十日以上は車を運転してはいけなので、系列会社の別のトルコ人の運転手が別の大型バスでやってきた。アルフレッドは暇だからハンドルをにぎらず一緒に遠足についてきた。久しぶりにフランコフォンと一緒なので、喋る喋る。普段の数倍もずっとしゃべりっぱなし。
シャトーヌフ
小さな村なので、30分もかからずに一周できてしまう。あまり離れなければ、どこからでもお城の塔の一角がみえる。
ホテル他の人達は、遠くから城をみる風景を描きたかったらしく、着いたらすぐ村の外へ行ってしまった。
ともかく、風景よりは街角が描きたかった私は、日差しをさけて駆ける場所のロケハンをしたものの、なんせ小さい村なので描ける場所が限られている。結局、小さな教会の影で、向かいの蔦が壁にからんだ家を描くことに。
しばらく描いていると、オープンカーに乗ったおばあちゃんがふたり「Boon!!」とやってきて、教会の扉を開けてゆく。
「ここで描いていてもいいですか?」と尋ねると「どうぞどうぞ。中に入る人が後ろをとおればいいのだから、問題ないわよ」といい、またしても車を飛ばしてどこかへと去っていった。
かっこいい〜〜 でもどこからやってきたんだろう?

教会祭壇
しばらく描いていたら日差しが強くなってきたので、教会のなかで涼むことに。
暑いときには教会の中がいちばん。小さいけれど、お花も飾ってあり、かわいい教会でした。
教会中
そとはちょうど真昼なので日差しが強いけれど、日陰で描いていたらけっこう身体が冷えてしまったので、ひなたぼっこしながら朝食のパンにバターと蜂蜜を挟んだサンドイッチと林檎を食べる。
あじさい?
傍にはこんなきれいな青紫色の花が咲いていて、蜜蜂がまるまるとふとって一心に蜜をあつめていました。かわいいラブ
城せっかく来たので2時にお城が開いてからお城見学もする。床が平らでなく当時の内装はかなりアバウトな感じで、こんな中で生活するのって以外に大変かもしれない。ベットもかなり小さい。この城がどういう経緯を経て今にいたったかという略歴を読むと、なんと何代目かの当主の妻が主人を毒殺し、その後の裁判でこの血統は絶えてしまい、そのごどこかの財団の持ち物になり、現在は国に寄付されたので国のもと保存管理されているらしい。
なかなか凄まじい。
城
丘の上にあるので、見晴らしは良く砲台からは外敵を発見しやすいつくりになっている。

城の内部はかなりぼろぼろな状態で保存されている。

そろそろ絵を描くのにも飽きて、村の中心にあるカフェレストランへゆくと、かっこいいクラシックカーが何台も止まっている。
アーストンマーチン
007の乗ってるアーストンマーチンじゃないっすかときめき
白
これもかっこいい〜ときめき
黄色
なんかみんなおそろいのプレート付けてます。『FANTASY TOUR-RARRYE DES CHATEAUX-TRARRYE TOUR 2007』
赤
この車なんて止まった瞬間にボンネットから白い煙が「しゅ〜」ってでてきて、したから水が漏れてきた。
ルパンみたい。
どうもリタイアしたお金持ちのオランダ人やドイツ人のカップルが、ご自慢のクラシックなスポーツカーで、お城巡りツアーをやっているみたいです。ちゃんとスタンプラリーもあって、到着するごとに手回しオルガンで歓迎しています。(もちろん、それは主催者が車で持参してきている)
なんか楽しそうでみていたら、「一緒に記念写真をとろう!」ってひっぱってかれて、あっという間にバシバシバシどんっカメラって写されました。
いいなぁ、ああいう余裕のある老後生活って。憧れちゃいます。

今日は少し早めに帰って、Dijonでお買い物。母へのお土産に、ネットで調べてあった美味しいチョコレート屋さんへ一日早いけれど買いに行く。
Fabrice Gillotte(ファブリス・ジロット)というMOFと受賞した職人のショコラティエです。
ちょっとリッチな地区にあるのですが、種類がおおくて目移りする感じ。日本と違って、いちいち名前やどんなチョコレートかという説明が書いてないので、お店の人に好みを伝えて選んでもらうという買い方でグラム単位で買います。
Fabrice Gillotte
私はマジパンの入ったチョコレートと決めてあったので、1Kgの箱にマジパンの入ったチョコレートは各6個ずつ、あとは適当に選んでもらった。

他にもキャラメルやマカロン、アイスも売っているので、キャラメルだけ全種類買ってきました。これも口溶けが柔らかく、バターの風味がとても良く、パン・デピス風味なんていうこの地方らしいフレーバーもあっていいです。
ここのお店のチョコレートもそのうち伊勢丹あたりがスカウトしてくれると嬉しいのですが…

夕食
茄子のタップナード
「茄子のタップナード」
これは美味しかった。こんどレシピをさがして作ってみよう。
メインは「鴨のマグレソース」デザートは「レモン・マンゴーシャーベット」
そろそろここのメニューも食べ飽きてきたんだけど、前菜はまだ食べてなくて美味しそうなものがあるので、あしたはまた別のを頼んでみよう。

今日もホテルの入り口で月と一番星探し。最初の日とくらべたらずいぶんと離れてしまい、9時過ぎとはいえまだ明るいので探すのが大変です。
明日でDijonも最後と思うと長かった旅もあと一週間くらいなのね。寂しいな。

ジョギング今日の歩行数8336歩嬉しい
小さな村で高低差があまりなかったので、そんなに歩き回らなかったのね。
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5月22日(火)Dijon4日目:Semur-en-auxoi
早くも4日目の今日はSEMUR-EN-AUXOI(スミュール・アン・ノソワ)という、「花の街」というのに認定されているらしい街。ちょうど5/31には「指輪レース」というフランス最古の競馬レースがあるらしいのだけれど、平日の今日は静かなものである。。。びっくりと言いたいところだったんだけれど、ここの入り口(写真の橋を渡った先)を通るこの通りは、オートルートでトラックがひっきりなしに通り、物凄い騒音とほこりで、要塞のような城壁の塔のヒビの進行具合が、その交通量の激しさを物語っているようでけっこう凄まじい。
数年前にも来た事がある人たちは、「前に来たときよりもあのヒビがひどくなっている」と話していた。
semur街角バスを止められるところもないので、川(どうもこの川がAUXOI(オソワ川)というらしい)の反対側のこの辺りで降ろしてもらい、後は歩いて要塞の中へ。バスは反対側から入った駐車場へ止めて、待ち合わせの時間にピックアップしてもらう事に。
橋を渡り要塞内へ入る階段を登ると、中は信じられないくらい静かでまるで別世界。CASINO(カジノというフランスでは有名なスーパー)があるのが不思議なくらい。ここは昨日までの村と比べると人口も大いし、探せば絵はがきくらい売っていそうなくらいの観光名所なのかもしれない。
しばらく歩いてゆくと「NON! NON! MEGA CHAREGIERE!!(巨大ゴミ処理施設 反対!)」のスローガンを窓にかかげた家が。そうか。あのトラックは近くにある巨大ゴミ処理施設へと廃棄物を運んでいるのか。
しかし城壁の中はまるで天国のように静かで穏やかで、黒つぐみの鳴き声が響き、さくらんぼの実がなり、平日の昼間なので人はほとんどいないし、花咲き乱れる季節に蜜蜂が忙しそうに蜜を集めている。
ポピーと蜜蜂
まるまるとした蜜蜂たち。かわいいラブ

ちょっとだけ匂う花。日本ではみかけないかも?

これも色鮮やかで綺麗な花。こんな花が道端に咲いていて本当に美しい。道端に生えているからこそ美しいのだろうな。

名前は忘れてしまったが街中にあるノートルダムの外壁の彫刻。ロマネスクってやっぱりグロテスクで面白い。

こういう彫刻を観ているだけでも飽きないなぁ。

薔薇窓から差し込んだ光が床や柱の大理石に美しい彩りをみせている。昼間でもこうして日が当たるようにと計算して建てられているのだろうけれど、テレビも映画もない時代にこういう光景をみたら、やっぱり信仰心が芽生えるだろうなぁ。美しいもの。

街は歩けばけっこう広いのかもしれないけれど、スケッチのポイントってのがあるらしく、町中に流れている川と眼鏡橋を目指してさっさと歩いてゆくみなさんの後をくっついてゆく。
Semure街角
おお、なんか川が見えてきた。


Semure街角
眼鏡橋下向きを渡ると川岸にでられる。

ここからだと、川越しに城壁の内側と見上げる事ができて、昼間はちょうど木陰もあるのでこのあたりでスケッチをする。
Semur街角
古い井戸があったのでその井戸をスケッチ。(風景がは相変わらず苦手なので)
川辺の鴨
ここものんきに鴨が泳いでいる。

そしてまた門のなかから外を伺っている犬が…怪しくないですよ〜

夕方、バスが来るまで城壁の外へ出て、外側でスケッチ。やっぱりあのヒビはすごいなぁ。
今日はのんびりしていてあまりスケッチができなかったけど、とても気持ちがいい一日だった。木陰は肌寒いくらいだけど、日中、日射しが強いところはやはりとてもあつくて、目の前が真っ白になるくらいに眩しい。これがヨーロッパなんだな。

夕食
今日はカメラを忘れたので写真は撮れなかった。
前菜はあっためてトロっとしたチーズが乗ったサラダ。(これはチーズがソースになって美味しい)
メインは豚とナスのキャビア風ソース。豚肉が柔らかくて、ナスのソースがまた美味しかった。胃の調子がまだ本調子ではないので、半分くらい残したけど美味しかった。
デザートは今日もマンゴー/レモンのシャーベット。
夕食の注文もみなさん成れてきたようで、間違える事はほとんどなくなってきた。ほとんどのメニューを誰かが頼んでいたので、人の料理を見て明日はこれにしようなんて選ぶ余裕もできて、初日の苦労がウソのようです。

今日はいつもと違う道を通ってホテルへ帰る。(最初に日に迷った道でした)
月と星はたった二日でずいぶんと離れてしまった。
アルフレッドが「今夜は燕が空高く飛んでいるので、明日も晴れだよ!」と教えてくれた。
「どうして?」
「湿度が低いと、羽蟲が空高く飛んでいるから、燕はそれを求めて空高く飛ぶから、明日の天気は晴れなんだよ」
そうなんだ。ニコニコ

ジョギング本日の歩行数しょんぼり測り忘れ。でも城壁登ったり降りたりしたから、けっこう歩いたと思う。
そろそろお風呂が恋しい今日この頃であります。
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5月21日(月)Dijon3日目:Pesmesでスケッチ
橋昨日の夜から胃の調子がおかしくて、深夜に胃が石のように重くなってしまい「ああ、これって完全に消化不良だなぁ冷や汗」と思っているうちに気持ち悪くなってきてしまい、それからトイレとの往復。やはりここのレストランの料理のこってり感にやられてしまった感じです。これは明日の遠足は無理かもと思っていたんだけれど、胃の中を空にしてしまったらなんとかなり一安心。なるべく水を多めに取り、朝食もヨーグルトとコーヒーをだけ。そしたらカフェインが強すぎてまた気分が悪くなってしまったけれど、なんとか酔い止め飲んでバスに乗れました。
川辺今日行くPesmes(ペスム)というのも城壁に囲まれたちいさな村(住人は1,100人)でここも「フランスの美しい村」にえらばれています。バスでいったんこの城壁の上にある駐車場へ上がって、そこへバスを止めた後で、この下まで降りてきてL'Ognon川の岸辺でスケッチする事にしました。ここも雑誌で見つけたようで、この川岸の美しい景色に惚れ込んだ画家の人が住んでいるという記事で選んだみたいです。(しかしフランスの川は日本の渓流と違って高低差がないので、よどんでいて水草が茂っていてオリーヴのような色をしているのです。日本だと川=水=水色ってなりそうだけど、やはりいそうは描けないですね)
この城壁の上の方にみえるのが小学校で、10:30頃着いたので子供達が校庭で遊ぶ声が響いてきます。ちょうど木陰なので、草の上に椅子を安定させスケッチすることに。

スケッチ城壁は圧倒されるくらい大きくて立派で、子供達の声が響いてくるとフランス映画の中に入ったみたいです。川には鴨が泳いでいて、メリル(黒歌鳥:黒つぐみ)の美しい鳴き声とツバメの声が響いてきて時間が止まっているみたいです。
その静寂を時々つんざくように戦闘機のジェットエンジンの音が響いてゆきます。後でアルフレッドに聞いたらこの近くに空軍の基地があるみたいで、そういえば来る途中の街で軍事工場で爆発事故が起きて真っ黒焦げになった建物を教えてくれていたな。

しばらくすると、父が気分が悪くなってしまい結局この日は一日ここの木陰で寝ている事に。バスの中で横になるという事も考えたのですが、なかなかアルフレッドに連絡がつかず、お昼過ぎに見つけた時に話したら「バスのなかは40℃くらいになってるから、木陰で寝ていた方がいい」との事。そう、今日もおてんきで日差しが強かったのです。
城壁
お昼も林檎ですませ、午後は城壁の中を描くことにしました。(写真は降りてくるときに城壁から取った写真。降りるのはかなりきついです)
猫
何を真剣に見つめているの?
窓犬
この犬はず〜っと窓の外を眺めていて、最初はぬいぐるみかと思っちゃった。
戦争慰霊碑街中にはたいていこういう戦争慰霊碑があります。戦争中に戦死したその街の子供達をたたえる慰霊碑で、こういうのを見るとフランスはやはり軍事国家なんだなと思うのと同時に、合同の慰霊碑なんかよりも、その村村でこうやって戦争を、故人を忘れないようにってしてある方がいいんじゃないかとも思ったり。
子供の頃からこういうのを見て育つと、自然とナショナリズムっていうのは芽生えてくるような気がします。
でもサルコジはちょっとね〜。過度で、どうなのよって思うけど、よその国の事だしなぁ。そんな事を考えてる頭の上を戦闘機が飛ぶ。広くてのどかな農業地帯というのはそれだけ軍事施設もつくるスペースがあるという事で、「小さな美しい村」はこういう所にあるなんて事は、マリクレールとかの紹介記事には載ってないのよね。(載せる必要もないんだろうけど)
教会
あまりに暑いのでSt.Hilair(サン・イレール)教会へ涼みに行きました。教会は石造りなので中はとてもひんやりとしていて涼むのにはぴったりなのです。

中にはこんな代わった彫刻が色々あって、(なんかメデューサみたい)なぜか白と黒の対になっている物も多い。
そしてここはローマ法王が尋ねた事もあるみたいで、中にその時の写真が飾ってありました。


変わってるけど統一感はあまりないかも…
せっかくなので教会もスケッチ、屋根の感じがDijonと同じようなモザイクになっていて可愛い。ツバメの巣がある軒下でスケッチしていたら、またしても家の中から人が…「ここで描いていてもいいですか?」と聞いたら「もちろん!ここは教会を描くのにベストポイントだよ!」と快く玄関先を貸してくれました。
その後も通りすがりの叔母様に話しかけられたり。のんびりしていて気さくでいいなぁ、この街も。
その時に教会をスケッチしたハガキを母へ送ったんだけれど、Japonを書き忘れてしまった。ちゃんと届くんでしょうか?(後日無事届いてました。やっぱり小さな村の人はいい人達だ拍手
日も陰ってきて、父も心配だったので一足先に城壁を降り、それからふたたびバスの止まっている場所まで(つまりもう一度登ったのですね)。寝ていたので少し落ち着いたみたいですが、結局父は夜はホテルで休むことに。

夕食
父は夕食をキャンセルして寝ている事になったので、私が団長代理で飲み物代を預かって食事に行くことに。皆様のリクエストでワインはシャブリを取りました。辛口だけど冷えているので、これだけ暑いと口当たりが良くてついつい飲んでしまいます。
サーモン
前菜はサッパリとサーモンマリネのしました。ちょっと量が多いけど、これならそんなにこってりでもないですね。うそっこキャビアが乗っていて喜んでいたら「偽物だよ」とつっこまれましたが、気持ちの問題っすよ。
鴨
メインは「鴨のマグレソース」。量も控えめで、鴨は柔らかく、付け合わせ左の酸味の効いた林檎と一緒に食べると美味しい。ソースもちょうどいい味でした。右のポテトの重ね焼きもよく着いてくるんだけど、これも美味しくて好きでした。
横でアルフレッドが「そういえば昼間にL'Ognon川にいっぱいいたよね」って余計な事を言う。そういう彼も同じ物を頼んでいるんだけど、ソースが嫌いだからと相変わらずソースはよけて食べている。
「フランス人なのに」と言うと「俺はポルトガル人だから」って、まったくちっ
アイス
デザートはマンゴーのシャーベット。上にのっているウエハース?を残したら「なんで?これ美味しいのに食べないの?」と片づけにきたお姉さんに聞かれてしまった。(しかも子供に諭すみたいに。)
ごめん、甘いからあんまり好きじゃないし、今日はまだ胃が本調子じゃないのです。

チップをどのくらい置いていったらいいかをアルフレッドに聞いて、会計も無事済ませる。なんだか知らないけど、私のサインも書かされて、日本語で書いたら「それじゃ読めないじゃん」とアルフレッドにつっこまれるも「サインだからいいの!」とその後も日本語でサイン。

帰りは夕べの事もあったので、寄り道せずに帰ることに。そういえば今朝もホテルの前の通りの車の窓ガラスが粉々に割られていたんだよね〜なんて話をアルフレッドとしながら、いちおう夕べの事も話しておく。
そういえばこの日から、帰りに一番星を見つけるのが習慣になり、いい年した大人達がまだ明るい月夜空を見上げて、星一番星を探す競争を毎晩していたのでした。私は目が悪いのでいつも最後に教えてもらうんだけど、みんな早いのね。
体調も万全ではないので、今日は早寝。そういえばこっちに来てから、夜はずっとニュースチャンネルをつけっぱなしにしていたのでした。

ジョギング本日の歩行数11,197歩ショック
城壁の上り下りが結構きつかったので、股が軽く筋肉痛。ラベンダーオイルでマッサージをして眠りました。
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5月20日(日)Dijon2日目:Saulieuでスケッチ
Saulieu 門今日からは毎日バスで近郊の小さな村へスケッチに行く。初日はSAULIEUというブルゴーニュ地方の小さな村で、「La Basilique Saint Andoche(サン・タンドッシュ教会)」という教会にあるロマネスク彫刻が有名な村です。とりあえず画材道具を引いて門をくぐり教会まで。
町中には殆ど人がいなくてシーンとしています。それもそのはず、今日は日曜日だから。
教会には日曜のミサの為に白い服を着た聖歌隊の子供達が親に伴われ的集まってきていました。
街角こっちに着いたら曇ってきて、ちょっと小雨が降ったり止んだりという天気でした。
教会
こちらが教会。外からみると普通です。
ミサ
ミサが始まる前に、ちょこっと入って見学。
彫刻
中は暗くてフラッシュもたけないので、彫刻の撮影は三脚なしだときついですね。
これは「出エジプト」の模様の彫刻ですが、教会内の柱にこのようなロマネスク彫刻が施されていて、ぐるっと一週回るとお話が分かるようになっています。
ロマネスクなので、ちょっとぬめっとしてグロい感じなのですが、そこがまた独特で美しいですね。
スケッチ教会の裏道にすごいスレートの壁に蔦が絡まった家があったので、それをスケッチ。時々賛美歌が聴こえてきて気持ちがいい。ちょっと雨が降ってきたので、斜め向かいの家の軒下を借りて書いていたら、向こうから歩いてきたマダムが家の二階の人と話し出して「今日は街に絵描きさんがいっぱい来ているわよ(って私達か)」。上を向いたら、マダムがじ〜っと私が絵を描くのを観ていたので「ここで描いていてもいいですか?」と尋ねると、「ええもちろんよ」と微笑んでくれた。ありがとうマダム。
グルメポスター
実はこの町「グルメとロマネスクの街」としても有名らしいんだけれど、日曜日でお店が殆ど閉まっていたし、私達の目的もスケッチだったので、その辺のグルメ情報は確認できず。
どうも近くに三つ星のレストラン(たぶんシェフが自殺しちゃったところかな?)があるらしいですね。
映画館
街に一軒の映画館?古い教会みたいで、建物が素敵でした。
乗馬用具点
ちょっと中心から離れた通りには、乗馬具店もありました。
天候もあまり良くなかったので、早めにDijonnへ戻ることに。

凱旋門
こらが町中に入る凱旋門。
回転木馬
フランソワ-リュド広場の噴水と回転木馬。こういう移動遊園地みたいなのが町中に普通にありますね。
クリプト 
時間もあるので、昨日入れなかったサン・ベーニュ教会のクリプトを観てきました。ここのはそれほどでもなかったなぁ。
栗婦と
昼間の彫刻と比べると、かなり素朴な感じですね。(時代も違うと思うけど)
猫と梟
犬の糞はもちかえろうふくろうの教会の裏通りの家の屋根にはこんな「ふくろうと猫」の飾りが付いています。家自体が古い建物なのですが、屋根まで見上げないと見落としちゃうかもね。
そうこうしているうちに晴天に。街を歩いていると、時々こんな犬の看板に出会います。これは犬の糞は持ち帰りましょうという看板で、下に小さな黒い買い物袋が入っています。そこにもこの可愛い犬の絵がついていたのでもらってきちゃいまいしたが、Dijonはなんかゴミゴミしていてあんまり綺麗じゃないんですよね。
ストラスみたいに清掃車が町中に入れないからってのもあるんだろうけど、それでも朝はお掃除の人がちゃんと掃除してるのに、掃除した後をみると、煙草の吸い殻とかそのまんまだし。
日曜でDijoonのお店も殆ど閉まっていたんだけれど、昨日もよったパン・デピス専門店のMULOT ET PETIT JEAN(ミュロ・エ・プチ・ジャン)は明いていたので、個包装してあるパン・デピスをお土産用に買う。
ここのはストラスのと違って量り売りなので、大きなのがチーズみたいに適当に切ってあるので、適当な大きさのを選んで買う。かなりしっとり系だけどスパイシーで美味しい。
そうこうしているうちに夕方になる。

夕食〜アクシデント
朝出掛ける前にメニューを選んでもらって、アルフレッドにFaxしておいてもらったので、今日は大丈夫だろうと思っていたら…頼んだメニューが間違っていた人がいて、結局私も同じ物を頼んでいたので年功序列で私が泣きを見る目に…
夕食
メインは「Rognon」という茹でた臓物にチーズソースがかかった物ががパスタの回りに乗っている物。レバーとかちょっとレアーっぽいけど、これは肉汁であって血ではないのだ。(血の味はしないし)味付けはサッパリしていて、意外に美味しかったんだけど、ちょっと脂っぽくて胃にもたれる感じ。
なるべく残したくないので無理して食べようと思うんだけど、どうも昨日あたりから胃が重くて、お昼は林檎だけとかにしているのに、それでもきつい。
デザートはサッパリとシャーベットにする。ここでもまたフレーバーを選ぶ段階で混乱する。明日からは、アイスもシャーベットもフレーバーも書いてFaxしよう。
その後、アルフレッドは「ヨーロッパカップ(サッカーですね)」の準決勝を観たいからと先にホテルへ帰り、ハガキを出したいという人とマイユのお店を観たいという人がいたので、一緒に散歩がてら大通りのショーウィンドーを見に行く。
その帰りに、フランソワ-リュド広場で事件は起きた悲しい

まだ9時過ぎですこし暗く成ってきたなぁという頃、「あの建物が描きたい」なんて話しながらフラフラと広場の中を歩いていたら、後ろから車が走ってくる音が。
「あぶない!」と近くにいた人の手を引いたものの、その後その車は前方を歩いている人達に接近して「危ない!」と叫ぶも時おそし。
車の助手席から身体を乗り出して、悪態をつきながらペットボトルの水を背中からぶっかけて車は走り去ったのでした。冷や汗
轢かれなかったから良かったけど、いきなり後ろから水をひっかけられるなんて。(私は大丈夫だったんだけど)
せっかくの散歩も台無しで、旧市街だから安心なんて思っていたけれど、やっぱりDijonは夜はちょっと物騒なのかも。。

ジョギング本日の歩行数11,131歩しょんぼり
一日の最後がこんな事で終わって悲しかったです。帰りにふくろうをみんなで撫でて帰りました。
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5月19日(土)Dijon1日目:土曜日は超混み
Dijonへ移動朝8:45ロビー集合でスーツケースを降ろしてバスに積んで出発。エレベーターがあって良かった。
こんな何もない田園風景を見ながら移動していると、フランスって農業国なんだなぁと改めて思う。
時々、牛を放牧していたり、小麦畑があったり、菜種畑があったり、日本とはその点在する間隔もちがってぽつんぽつん。畑があっても民家が見えなかったり。
途中でドライブインで休憩をとりつつDijonへ到着。ホテルは旧市街にあるので大型バスは入れず。
ホテル外観
ホテルの家具冷や汗あの重たいスーツケース(軽く20Kgオーバー)を最寄りのバス停から転がしてくですか?
幸いホテルの人が車を出してくれたので、荷物はその車に載せていってもらって、私達は徒歩でホテルへ。グッド
歩いてすぐ旧市街の中心地という、とてもいい場所にあるこぢんまりとした家族経営のSympaなホテルで、一階の一番左の窓が私のお部屋でした。家具もこんなアンティークの家具がついていて、いい感じだったんだけどシャワーのみでバスはなし。ビデもなし。冷蔵庫もなし。
Dijonではチョコレートが買いたかったので冷蔵庫が欲しかったんだけど、ないという事はこの暑さでは溶けてしまうしどうしようポロリ
教会ホテルをでて角を曲がると正面に「ふくろう」で有名なノートル・ダムがある。
有名なと書いた物の、じつは最初にその前を通ったときには触っている人もいなくてまったく気が付かなかったのだけれど。
それにしてもここはなんでこんなに人が多いんだろう?それに今日は晴天でやけに暑い。私はいつもフランスの暑さにげんなりして、行動力が落ちてしまうんだけれど、今日はそれに加えて観光客がものすごく多いのでかなり撃沈ゲンナリ。
前菜
とりあえずホテルの人に教えてもらったレストランで昼食。かなりボリュームがある。
父は前に行ったことのある美味しいレストランへ連れてゆきたかったらしいんだけれど、数年前の事で場所を覚えていなかったらしく、私はこの暑さでかなり不機嫌で町中をうろうろ歩き回る気力が無く、結局ホテルの人のお薦めのここへ来てしまったんだけれど、後で後悔する事に…
魚のメイン
これまたかなりのボリュームで。味はまぁまぁだけど、かなりお腹にもたれます。
その後いったんホテルへ戻り、気を取り直して町中見学へ。明日からは毎日バスであちこちへ朝から出掛けるので、ゆっくりとDijonを観光できるのも今日くらいなのです。
デモ
Rur de la Liberteという大通り(ここはバスも通れそう)を通って裏道へ行くと、派手な音楽を鳴らしたデモと遭遇。最初はやばいかも?と思ったけれど、これはそんなに危険なデモではありませんでした。
でもなんのデモだかよく分からず、夕食の時にアルフレッドに聞いたら「政府の芸術や専門職などに対する援助の打ち切りに対するデモだ」と言っていたけれど。
結局クリプトを観たかった教会は時間が遅くてみられず、とぼとぼと大通りを通り、チョコレートを買いたかったお店を見つけ、味見用に買って帰る。
ノートルダムも結婚式をやっていて、のんきに見学していたら閉じこめられそうになる。
ふくろう敷石
あちこちに埋めてある「幸せのふくろう」の案内板。三角→のもあるんだけど、方向がバラバラでちっともあてにならないです。
ふくろう
ふくろう
とりあえず「幸せのふくろう」を見つけたので、右手の金属の物(デジカメ)を持ち、左手で撫でる。ほとんどの人は、右手で左の鉄柵を掴み、左手をクロスして梟を触っていました。私は背が低いので伸び上がらないと触れませんでした。
旅の無事とか色々とお願いしてみる。
教会の裏手の柱にくっついているので、ちょっとわかりにくいかもね。

夕食と夜の散歩
ヨーロッパは週末(土曜日)が一番混むのだと言うことがよく解った一日でした。あまりの人の多さで、とてもスケッチなどできる状態ではないし、なによりも日差しが強くて暑いし、街は犬の糞とゴミだらけで、正直あまりいい印象は持てませんでした。

そして夕食…なんと昼間、ホテルの人に教えてもらったレストランじゃんしょんぼり
夕食はランチョンマットになっている紙に印刷してあるメニューから、前菜・メイン・デザートを好きに選んで注文というありがたい事ではあったのですが、これが3時間のお食事のスタートだったのです。
まず、メニューが読めない。誰一人として辞書持ってきてないし、私だって料理用語は分かりません。材料くらいは何とかなっても、それがどんな料理かって聞かれたってわかりません。
その上、ワインの注文もしてくれって言われたって、人それぞれ肉を頼むか魚を頼むかも決まってない上に私は飲めないんだって。じゃぁ運転手に聞いてくれって、彼だってお酒飲まないし、料理が決まってなければ薦めようがないし。
その上、土曜日で観光客相手のお店なので、団体が多く、ものすごく混んでいたので、注文が決まらない客の所へはなかなか注文も聞きに来る暇がない。
結局注文するのに30分以上かかったような気がします撃沈
前菜は写し忘れたけれど、確か「エスカルゴ」。これは美味しかった。
ホロホロ鳥
メインは「ホロホロ鳥」このホロホロ鳥っていう単語が解らなくて、アルフレッドに説明してもらうも、結局その場ではたぶん「鳥だろう」くらいで注文。鳥よりはサッパリしていて癖もなかった。
ウッフ・
デザートは「ウッフ・ア・ラ・ネージュ」。こちらでは「イル・フロッタン」とも呼ぶらしい。見た目が浮島みたいだからだそう。メレンゲを焼かずに蒸した物にアングレーズ・ソースとキャラメル・ソースをかけた物で、日本では殆どお目にかからないでの注文。
ちょっと甘かったけど、口当たりが軽く、あっというまに無くなるのでボリュームがある料理の後で丁度良かったです。
しかし、混んでいたのにみんなバラバラに注文するので、料理がでてくるまでに時間がかかり、さらに会計にも時間がかかり…結局アルフレッドは「悪いけど(自分の労働時間は9時までだから)先に帰るね」と9時過ぎに会計が終わる前に自分だけ支払ってホテルへ帰る。
明日からもこの調子だと食事に何時間かかるか分からないので、明日までに辞書でメニューを大まかに訳して朝食の時に各自書き写して選んでもらうことにするポロリ
三日月と一番星
困惑かなりげんなりして食事を終え、外へでてみるととっても不思議な空の色と、三日月と一番星がぴかぴか
小さなカメラしか持っていなかったのが残念だけれど、夜の10時過ぎでまだこの明るさ。
こんな素敵な夜空は初めて観ました。
これを観るために、今日の夕食は時間がかかったのかなウィンクと思い直す事に。

ジョギング本日の歩行数10,818歩
結構歩き回ったんですね。
それにしても長い一日でした。いや、まだこれからメニューの翻訳をやらねば…zzz
そしてこの時はまだ自分の身体に異変が起きつつある事には気付きませんでした。
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5月18日(金)Strasbourg3日目:BDを買い二つ星でランチ
晴れのノートルダムストラスも今日で最後。明日はDijonへ移動なので、やり残しの無いようにと朝から出掛ける。
夕べ偶然赤ミシュランで見つけた二つ星のレストランが、毎日通っている通り道にあったので、ランチが食べられそうかチェック。
その後fnacの営業時間をチェックし、10:30からだったので、ノートル・ダムまで行ってついでに郵便局で切手を買って絵はがきを投函。
今日は珍しく朝から天気が良く、青空の下で見上げるノートルダムの薔薇色の砂岩は、雨の時のしっとりとした色合いと違ってゴシック様式の冷たい感じが無く美しい。こんな色合いの教会は初めてみたので、しばし見とれてしまいました。
警官
こんなスポーティーな自転車にのった警官の方が、こういう石畳の路地のおおい街では、小回りが利いて良いのかもしれない。ちょっとかっこいいグッド
fnacそうこうしているうちにfnac営業時間になったので行く。ファッションビルの2階から上がそうで、CDやDVDを売る階、画集や本を売る階、そして一番上がBD(バンド・デシネ:フレンチ・コミックの事)や絵本を売っている階。
前もって欲しい物はモレスキンに書き出してあったので、それを見ながらその場で絵柄が可愛いものなどどんどん選んでゆく。
それでも見つからない物は、店員の人に手帳を見せて調べてもらうけれど見つからない物もあったので、それはパリで探すことに。
それでも気が付くと10冊くらい抱えていたので腕がだるくなる。
会計は2階ですびっくりと言われ、そのまま抱えてエスカレーターで降りて、10分くらい並んで待ってやっと買う。撃沈手持ちの現金だけでは足りなかったので、残りはカードで支払う困惑
ストラスBD
日本で注文して送ってもらうよりは安いけれど、ネットで買いような割引はないし、漫画といっても全ページカラーのものが多いので、一冊の値段が高いから結構な買い物でした。
レストラン1
重たい荷物をホテルに置いて、着替えて朝チェックしたレストランへランチを食べに行く。
L'Alsace a Tableという魚介類で有名なミシュラン二つ星のお店。
といっても昼間なら25ユーロくらいのプリフィックスのメニューがあり、予約なしでも13時頃に行ったら入れました。
レストラン2
生け簀の前を通り、奥の広い部屋へ案内される。内装はこんな感じで、海をイメージしたモチーフが飾ってあって暖かい感じ。
メニューせっかくなのでこの読みづらいメニューから前菜、メイン、デザートを選ぶことに。読みづらい上に、辞書を持っていなかったので、あれこれ迷いながらもとりああえず選ぶ。
ワインは飲めないので残念ながら水。
待っているうちに、隣の席に座ったイギリス人(夫)フランス人(妻)のご夫婦となんとなく会話が始まる楽しいおお、なんかフランスっぽいじゃない。
ご主人の方があまりフランス語が堪能では無かったので、私のフランス語と丁度いい具合で話が弾む。
前菜
そうしているうちに、お互いに前菜が運ばれてくる。
私は生ガキ。大きめのレモンを絞り、これに赤タマネギを刻んだマリネをちょっと乗せて食べると美味しい〜ニコニコ
もともと牡蠣も柿も苦手だったので、食べるようになっても味が分からないくらいタバスコとケチャップをかけて食べたりしていたんだけど、ここではこのシンプルな味付けだけでとても美味しい。みも大きめでふっくらとしていて、もちろん当たるなんて事も無かった。
お隣さんに「なぜワインを飲まないの?絶対に白のキスリングが合うのに」と言われるが飲めないからしょうがないのですポロリ
メイン
メインは白身魚に野菜とハーブをのせた包み焼き。これがまた美味しい。適度な塩味が野菜のうまみも魚のうまみとふっくらとした柔らかさを引き出し、タイムの香りがとてもいい一品ニコニコ
食事しながらもお隣のご夫婦も色々と話しかけてくれるので、まるで一緒のテーブルで食事をしているみたいでとても楽しい。
マカロン
デザートはマカロンにしました。ラズベリーのソースがかかった大きめのマカロン、これも美味しかった。
美味しい食事と楽しい会話。感じのいい人達が偶然隣の席の席に着いてくれたおかげで素敵な時間が過ごせました。
そしてこのレストランも本当に美味しかった。サービスもテキパキとしていて、二つ星ってこういう感じなんですね。
ストラスブールでアルザス料理以外の美味しい魚貝料理を味わいたい人は、こちらのお店をお薦めします。
スケッチ
食事が終わってから、ホテルへもどって着替えて午後はまた散歩とスケッチ。運河沿いの川岸の散歩道を歩く。ちょっとパリみたいです。
リセ
運河沿いにず〜っと歩いていったらプティット・パリと反対側のはずれの方まで行ってしまった。そこにはこんな素敵な風情の建物があった。どうやらリセらしいんだけど、今でも使われているのかなぁ?
くじら壁
そこからノートル・ダムを通って夕食の帰りに通った壁に絵が描いてある通りへ行く。一本裏の通りにはこんなかわいい鯨の絵が描いてあった。
エンジェル
こちらの宗教がみたいな壁の家を夕べ見たのでした。この家はオートクチュールの家として使われているみたいです。
カフェ1
入りたかったけどお腹がいっぱいで入れなかった、とっても可愛いカフェ。いつもお客さんがいっぱいで、地元の学生達に人気のお店みたいでした。
おんなじ道を何度も通って、名残を惜しむように夕方まで過ごしました。

夕食
前菜は野菜だけのサラダ。(写真取り忘れ)
メイン
メインは私は仔牛にソテーしたフォアグラを載せたグリル焼き。
他の人は、昨日アルフレッドが「明日はシュークルートが食べたい」とお願いしたのを他の人も聞いて、「私達もそれがいい」という事になったのでシュークルート。
私は前日の昼に食べていたので予定どおりのメニューを頂いたのでした。
やっぱり量が多すぎて、みんな殆ど残していた。もったいない。
デザート
デザートは「ガト−・ノルベージュ」。アイスケーキですね。フランスではこういうのはそう言うんだよとアルフレッドに教えてもらう。お勉強になります。
帰りは二人でデモの話とか、サルコジの話とかサッカーの話とかしながら帰る。日本にいて勉強しているだけでは分からない事だから面白い。

明日はいよいよDijonへお引っ越し。スーツケースを詰めなくっちゃ。BDを沢山買ってしまったので、スーツケースが重くなってしまう。
ジョギング本日の歩行数16,231歩冷や汗
お昼を豪勢に食べてしまったのでそのぶん沢山あるいたのね。ゆっくりお風呂に入って、明日早起きしなくては…
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5月17日(木)Strasbourg2日目:キリスト昇天祭でお休み
ホテル外観実質的には今日から三日間はストラスブール滞在。朝食は7時からなので7:30頃食べに行くと、静岡の皆様はもう殆ど食べ終わったもよう。ここは朝食が意外に豪華。
ちゃんと何を飲むか聞きに来てくれるし、ハムもチーズもパンの種類も豊富で、内装が木造なので落ち着いた感じがして居心地がいい。
そして私の大好きな絵が描いてある角砂糖が置いてあったので、さっそくコレクション。
写真は泊まったホテルの外観で、二階の出窓みたいな部屋が私の部屋です。ちょっとかわいいでしょ。自動でシャッターが下ろせます。
角砂糖
今回の角砂糖はラ・フォンテーヌ童話のシリーズと、ストラスブールらしいコウノトリのシリーズで可愛い。でもメーカーはいつものBEGINとかいうところではないのね。

回転木馬ここでもそれぞれ好きなように過ごしていいので、私達はとりあえずStrasbourg全体を把握するためにスケッチブック片手に街を散歩することに。昨日に続きあいにくの雨なので持ってきた服を着込んで、薄手のフリースを着て防寒。こんなに寒いとは思っていなかったので、やはりヤッケは必要だったなと今更後悔する。
そして今日はASSENSION(キリスト昇天祭)という祝日だったので、街中のお店は見事にお休み。回転木馬も雨でシートがかかっているのでなんだか寂しそう。
そして本当に祝日というと人っ子一人いないって感じで、まるで街が死んでる感じがします。不思議。

教会気を取り直してまずは夕食の帰りに「この向こうにある大聖堂は煉瓦がバラ色をしていてとても美しいんだよ」と運転手が教えてくれた、ノートル・ダムへ行くことに。彼は以前にも何度か観光客を連れてきたことがあるので、この街には詳しく色んな所を教えてくれました。
ギャラリー・ラファイエットの角を右折して、トラムに沿ってしばらく行き、そこから左折してゆくと目の前の道の真っ正面にカテドラルの正面が飛び込んできました。
本当に大きくて、雨に濡れた地肌はモロッコの赤土みたいな不思議な色で、こんな石、いったいどこから切り出してきたんだろう?
運河沿い
からくり時計は12:30からとあったので、いったん教会から出て運河沿いを歩く。ストラスの中心街は運河に囲まれていて、運河の外側から眺めるとこんな感じです。
石畳
市内の足下はこんな感じの石畳になっていて、あまり安定感がないのでハイヒールを履いている人はほとんど見かけません。
お祭り
運河沿いに歩いていたら、近くのMUSEE ALSACIEN(アルザス地方民族博物館)主催のお祭りをやっている通りがあって、民族衣装を着た人達がパレードをするところでした。数年前のバイトを思い出しちょっと懐かしくなる。
ここで「スモーク・カナール」や「フォアグラ」を買う。
パンデピス外観
そこから橋を渡って市内に戻り、ストラス観光のメインであるPetiete Franceという中世の街並みをそのまま保存した地域へと入る。はいってすぐの所にとっても可愛いお店PAIN D'EPICESを発見。
おじさんその名の通り、オリジナルのパン・デピス専門店で、オリジナルのレシピで作った様々なパン・デピスを作っていて、店内は甘くとてもいい香りがします。
こちらの笑顔が素敵なご主人が色々と説明してくれたり、味見をさせてくれたりして、とても美味しかったのでここでも何種類か買いました。(本当はパン・デピスはディジョンが本場らしいので、まさかストラスにもあるとは思っていませんでした。)
捏ね機ちらっと見えた奥のキッチンがとても素敵だったので、「奥のキッチンがとても素敵なんですけど、見せてもらってもいいですか?」とお願いして見せてもらいました。
日本のお洒落な雑誌にのってる素敵なキッチンって感じだけど、ちゃんと日々使い込まれている道具達が見られてもいいように整然と並んでいるのが素敵だったので、ずうずうしいついでに写真も取らせてもらいました。
天使
この天使の飾りは店内にもあって、このお店のシンボルみたいです。
スパイス
そして沢山のスパイス達。これらを独自のレシピで配合するんですね。
このお店の奥にもアトリエがあるんだよと教えてくれました。フランス語が話せて、ちゃんとコミュニケーションがとれてよかった〜楽しいと思える瞬間でしたね。
スケッチ
しばらくいった水門が眺められるレストランの前の広場でみなさんスケッチをしていたので、私もそこで少しスケッチ。
運河
運河の入り口の方を眺めると、こんな風になっていて水門があります。
水門1
水門って初めてみるので、ちょうど船が入ってきたので面白くて後ろの橋の真ん中で、ずっと門がしまって川の水が上昇してくるのを眺めていました。
水門2
鳩が呑気にとまっています。このバトームッシュの船長は女性で、水門係の人とず〜っと喋っていました。
水門3
水位調節ができるとこうして上の川へと進めます。しかし川幅ぎりぎりの船が凄いですね。

この川、こうしてみると結構急流で、カヌーカヤックで川下りをするツアーがあるのですが、私達が次の待ちにいったあとで、足の不自由な女性がカヤック中に川に投げ出されて行方不明とのニュースが流れていました。けっこう深い川なんですね。

からくり時計
今日は祝日で午前中はミサをやっていたので、今日のからくり時計は午後からだと言われたので丁度12:30過ぎた頃だったので再びノートル・ダムへ。今度はちゃんと右の奥まで行けます。そして1時。
チャペルコン!って鈍い音が。
そして人形が一体動いただけ。
ショックえ〜?!これだけ??

どうも12:30からの有料タイムじゃないと、人形は全部動かないみたいです。

しゅーくるーと
気を取り直してお昼はシュークルート。こんな大きなキャセロールに入ってきます。皮付きのベーコンやアイスバイン、ソーセージ、骨付きの塩漬けハムをサワークラウトとジャガイモ、人参とともに煮込んだもので美味しいニコニコ
でも凄い量ですモゴモゴ
しゅーくると2
とりあえず全種類取り分けて、少しづつ味わうことに。もうデザートとかは食べられないのでこれだけです。
子供と回転木馬
再び雨が降り出したので、いったんホテルへ戻ることに。朝は動いてなかった回転木馬も、午後は動いていました。街にも少し観光客以外に人達がいたし、ほっとしました。
けっこうこの街、好きかもしれない。
その後初めてネットカフェへ行ってみる。日本語も使えるって事だったんだけど、確かに日本語のページは読めたんだけど、Winしかないので文字の入力すらままならない。
キーボードも普段使っているのと配列が違うし、@が出せないんですよ。
教えてもらって出したら、今度は大文字から小文字に戻せなくなっちゃったし。
やっぱり数台はMacも設置しておいてくれないと不便だなぁ。

夕食
雨だったしお店も閉まっていたので、夕食前に夕べは入れなかったお風呂にゆっくりつかる。
鴨とフォアグラ
今日の前菜は鴨とフォアグラの乗ったサラダ。美味しい。
アルフレッドから「近くに座ろう。そうしたら一緒におしゃべりできるから」と言われ、以後向かい合わせか隣りどおしに座ることにする。やはりフランス人は食事中に会話ができないのは辛いらしい。
ジャガイモの煮込み
メインは「ジャガイモと豚の煮込み」じっくりと味がしみていて美味しい。
さて彼はなぜアルコールなしのビールを飲むのか?それはアルコール類があまり好きではないかららしい。食事の時にワインを飲まないフランス人て初めてでした。
それにしても昨日とちがって良く喋ること。てれちゃう面白い。
デザートはシャーベットの盛り合わせだったんだけど、写すの忘れちゃいました。
帰りは昨日と違う道を通って帰ってくれました。壁に絵が描いてある家があって面白かった。昔は落書きじゃなくてこういう風に絵を描いていたんだとか。
明日の昼間にもう一度通ってみよう。

ジョギング本日の歩行数15,555歩今日もかなり歩きました。お風呂が使えて良かった嬉しい
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5月16日(水)Paris-Reims-Strasbourg1日目:移動の日
10:05AF1127便 ヴェネチア空港発パリ行き
朝8:00出発で、ホテルのランチバック持って空港へ。帰りは日本語が上手なイタリア人ガイドが連れて行ってくれました。
出発が少し遅れていたので、免税店で時間つぶし。行ってないのに、トスカーナの焼き菓子なんぞ買ってみたり。
パリ着
機内で飲み物とスナックがでたので、それが朝食代わり。
パリに着いたらなんだか天気が悪いです。出発前までは毎日快晴だったから夏服しか持ってきてないのになぁ。
パリ在住の旅行会社の人からバスの運転手:Alfreddoを紹介され、ここから先は彼と9人旅。
フランス語が出来るのが私だけなので、通訳も任される。
朝早かったので、途中でReimsに寄って大聖堂を見たいという人達がいたので寄り道して途中でお昼を食べてからStrasbourgへ行くことに。
ランス 大聖堂ランスの大聖堂はあまりに大きく、全体の写真はとても写せなかったので、彫像だけ。彫像があまりに沢山あってこれまたチェックしきれず。「微笑む天使」というのが有名らしいが、どれがそうなんだろう?
ここって確かミッテランのお葬式をやった所だったような…?
ランス シャガール
こちらは中にあるシャガール作の薔薇窓でとても美しいです。
本当は藤田嗣治のチャペルもあってそちらも見たかったらしいんだけど、水曜はお休みで見られず。

ランスに着いたのが2時近くで、みんなこの辺りでお昼を取るつもりでいたのに、ここからストラスブールまでは3時間くらいかかるとの事で、団長パピーの独断で現地での見学時間は20分!?になってしまい、自分も休憩をとってコーヒとランチを食べるつもりだったアルフレッドも目が点になって「マジ?たった20分なの?」と首をすくめるので、「しかたないね[:がく〜:]」と私もジェスチャーで答える。
しかし20分じゃトイレいってささっと中みて終わりで、スケッチもできないから、メンバーとの間に不穏な空気が流れる。
トラム動き出したバスの中でもぐもぐと朝のランチバックの中のクッキーとか食べる音が響く中、女性陣がトイレ休憩をお願いして、そこでサンドイッチなど買ってバスの中で食べることに。アルフレッドもコーヒを飲みながら電話してました。
やっぱりみんなお腹空いてたんだよね。やがて雨に濡れた石畳の街、ストラスブールへ到着。トラムが走ってます。グルノーブルみたい。
泊まるところは、22Novembre通りにあるホテルで、ここは昔習っていたフランス語の先生の実家があるところでもありました。
市内のけっこう良い通りです。やっぱりおぼっちゃまだったのか。その後部屋割りそ済ませて夕食の時間を決めて、旅行会社とホテルとの連絡ミスとかもあったけど部屋へ。入ろうと思ったら鍵が開けられない。
しばらくがちゃがちゃやってフロントへ「マドモアゼル、鍵が開けられないんですけど…」
「うん、も〜困ったちゃんね〜」ウィンクとイザベル・アジャーニ似の笑顔で怒ったポーズをされ「今、別のサービス係を行かせるからまっててね」と言われる。
なんの事はない、回して鍵を引っかけた状態でドアを引けば良かったのだ。
これで1ユーロ。いい仕事だね〜たらーっ

夕食
サーモンマリネ
着替えてアルフレッドの案内でレストランへ。ここに滞在中は彼は仕事がないので、朝食の時に顔を合わせなければ、夕食の時以外は合うこともなく、昼間は自由時間なので彼にとってもヴァカンスみたいなものみたい。
だからフロントでも込み入った交渉とか、レストランまでの道案内とかも彼の仕事で他にも色々とお願いする事もあるので、少しでも話をして早くうち解けられるようにと思っていたのに、夕食のテーブルの座り方でまた団長パピーの独断で男女交互にとかなって、結局彼とは離れた席になってしまった。
日本人の中で、日本語の輪のにぽつんとなってしまい、少しフランス語が話せるマダムが話しかけるのだけれど、会話が続かないからちょっと辛そう。
さて本日の前菜はスモークサーモン。美味しいですニコニコ
ステッキフリット
メインはステーキフリットでいちおう焼き方を聞いてくれる。レアーにしたんだけど、それでも筋っぽくて硬い。そして大きい。肉の味はするけど日本の柔らかい肉に慣れてると、ゴム食べてるって感じかも。でもこれがフランスって感じで悪くないです。モゴモゴ
赤ワインと白ワインのハーフデキャンタを頼んで両方飲んだらちょっと酔ってしまった。
アルフレッドはアルコールなしのビールを頼んでいる(運転手だから?)。自分の飲み物代は会社から出ているので、別に好きな物を頼んでいる。
フォンダンショコラ
デザートはフォンダンショコラとアイスクリーム。なんかヴェニスと違って見た目も豪華ですね。でもかなり甘くてガトーは残してしまいましたポロリ
ここはアルザス料理のお店らしいけど、観光客がおおい。そしてなぜかムール貝食べ放題みたいなメニューもあります。
ストラスは見た目にもドイツ文化が色濃い街で、お店やホテルの人もフランス語とドイツ語を流暢に話す人が多いですね。
隣の席の体格の良いご夫婦なんて、ソーセージの盛り合わせをペロっと平らげてました。ドイツ人観光客かと思ったら、パ・ド・カレから来たフランス人の観光客でした。

その後会計のタイミングがつかめず苦労するパピーを見かねてアルフレッドが陽気なギャルソンをからかいながら、バウチャーの説明から飲み物の会計だけ持ってきてくれるようにと言ったことを説明してくれる。意外と話しやすい人のようです。
帰り道、歩きながら色々と話しているうちにBDの話になると、彼もBD好きとの事でfnacの場所を教えてもらったり、どんなBDが好きかなんて話をしてすっかりうち解けることができました。
これで明日からの旅も楽しく楽になるでしょう。

ジョギング本日の歩行数はかり忘れしょんぼり
移動が多かったのでそんなに歩いてないと思うけど、朝が早かったからかなり眠いです〜
浴剤いれたお風呂にゆっくり入ってからねよ〜

びっくりガ〜〜ン!! お湯がでない!!びっくり
それからまたフロントいったら別のお兄ちゃんが一人しかいなくて、「自分はここを動けないから他の部屋を見てきて」と鍵を渡され、別の空き部屋をチェックしにいく。
今の部屋より狭いから、ここへ移れって言われたらやだなぁとか思いつつ蛇口をひねってもやっぱりお湯は出ない。
けっきょくバタバタしたけどお湯は出なかったので、お風呂もシャワーも無しで寝る事に。
色々あるよね唖然
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